宝塚男役時代の魅力を語る!『杜けあき』編

男役時代の魅力を語る!『杜けあき』編


こんにちは、鏡です。

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時を遡り、元禄15年12月14日。『忠臣蔵』のもとになった元禄赤穂事件が起こりました。

赤穂浪士、四十七士が主であった浅野内匠頭の仇討ちをするため吉良上野介邸に討ち入りをした日です。

ちなみにこの四十七士、初めから47人だったわけではなく、途中でかなりの人数が脱盟してゆきました。中には、物を盗んで逃げてゆく者さえも。

結果、残ったのが47人。

寅の刻(午前4時頃)から決行されて、わずか2時間の間に吉良を討ち取り、見事、殿の仇討ちを遂げました。

その後、当時の幕府からは仇討ちと認められなかったもののまさに武士の情けというものでこの志士たちに下った処分は打首ではなく、武士として名誉ある切腹だったそうです。

逃げ出した者は逃げ出した者で、まさか現代まで名前が残されているとは思いもしないでしょうね。

さて、この『忠臣蔵』という題は、そんな赤穂事件を元にして創作された作品たちに付けられた名前です。元は人形浄瑠璃・歌舞伎の演目として作られたものでした。

そこからタイトルはそのまま映像作品などに派生し、日本人には今でも馴染み深い時代劇作品の1つですね。

宝塚では雪組トップスター、杜けあきさんの退団公演として1992年に上演されました。と、いうわけで、前置きが長くなりましたが今回は、そんな杜さんの魅力について語りたいと思います。

THE・いぶし銀

私が感じた杜さんの第一印象は、“大人の男”でした。

確か年末にスカイステージさんで放送されていた’90年TMPで、眉間にシワを寄せながら井上陽水さんの『リバーサイド・ホテル』を歌っていたのを観たのが初めてでした。

恰好よすぎて、何度も繰り返して観ました。

その頃は、まだやっと一路さんを知ったくらいの時期で、一路さん目当てに杜さんトップの頃の作品も観ていたはずなのですが(笑)なぜかビビッときたのがTMPでした。

今思うに、役を取っ払った男役・杜けあきに惹かれたのかな、と思います。

渋さに垣間見える「甘さ」

そのTMPを境に、杜さんの作品を見返すためスカステの番組を録画したDVDを漁った私。

『ベルサイユのばら -アンドレとオスカル編- 』
『天守に花匂い立つ』
『黄昏色のハーフムーン』
『華麗なるギャツビー』
『ヴァレンチノ』
『忠臣蔵~花に散り雪に散り~』

杜さんトップ時代のほとんどの作品、バッチリ録画してるじゃないか!

ダダ漏れる包容力

まず手始めにグッときたのは王道ながらもベルばらのアンドレです。

私が初めて自主的に宝塚のDVDを買って観たのは’91年月組版のベルばらでした。

役者が違うので当たり前なのですが、天海祐希さんが演じていたアンドレとは異なる魅力に惹かれたのです。

天海さんの演じるアンドレは年下の犬系彼氏というイメージで涼風さんのオスカルとは相性抜群でした。

当時下級生だったことも手伝ってかアンドレ特有のオスカルを想うあまりの危うさが、若さゆえの勢いで表現されているのが素晴らしく、とても好きなコンビです。

対する杜さんのアンドレ。包容力の塊です。

特に、今宵一夜の場面。アンドレの腿にオスカルが寄り掛かって♪愛 それは…、と、アンドレが歌いだした途端に映像越しでも張り詰めた空気を感じました。

当時、もしも劇場で観ていたら、魂を抜かれたかもしれません(笑)

オスカル1人には余りあるんじゃないかと思えるほどの包容力を持ちながらも、おばあちゃんに小言を言われる時の姿は原作そっくりの情けないアンドレ。

剛柔兼ね備えた杜さんのお芝居は、ベルばらだけに留まりません。

孤独な映画スター

バウホール公演『ヴァレンチノ』は杜さん2作目のバウ主演作品として’86年に初演が行われ、そののちトップ時代の’92年にも退団公演の前作品として再演されました。

演出家・小池修一郎先生のデビュー作でもあります。

イタリアからアメリカへ移民した青年・ルディーが、映画スターとなり他人から期待される才能と自分の夢との間で葛藤する姿は、アメリカへ向かう船の上でアランチャを持ち、無垢な瞳で夢と期待に胸を膨らませていた当初のルディーとは対照的に孤独な影を背負っており、退廃的な魅力を漂わせています。

このように、一つのキャラクターの中に人間なら誰しも持ち合わせているであろう明暗や隙を曝け出し、メリハリのある甘さに変えてしまうのが杜さんの魅力であり特長であると私は思っています。

努力に裏付けられた歌唱力

歌唱力抜群の杜さん。音楽学校生の頃は、全科目中で、歌が一番苦手だったそうです。

しかし、入団後におこなわれた試験での最終成績は、なんとトップ。

他人に厳しく、自分に厳しく、芸事に対する杜さんの意識の高さを改めて窺えるエピソードでした。

記事の趣旨から外れますが、退団して20数年が経った今も決して衰えることのない歌唱力を誇り文句なしの演技力を持つ杜さんは努力の天才なのだろうなと思います。

杜さんがトップの頃の雪組は厳しかったなんて噂を耳にすることがありますが、もしそれが本当だとしても文句なんて言えないでしょうね。

決して口だけではなく、トップ自ら先陣を切り、努力によって技芸に磨きをかけていたのですから。

日本物の美しさ

雪組と言えば日本物!ですよね。

杜さんの演じる和物の役たちには貫禄と包容力があります。

退団公演で演じられた大石内蔵助に至ってはまさか呼ばれもしないのに一緒に討ち入りへ行きたくなります(笑)

そして、所作の美しいこと。

花柳流の名取でいらっしゃいますので日舞に関して文句のつけられる一般人はまずいないでしょう。

日本物に馴染みのなかった私にその魅力を教えて下さったのは杜さんが演じた役の皆さんです。

まとめ

優し気な顔立ちの杜さん。現役時代を知らない者からすれば想像が付かないほど渋い男役を演じられていました。

あの歌唱力と包容力に加えて、男の恰好良さから情けなさまでを1つのキャラクターの中で幅広く演じ分けられるところに魅力があるのだと思います。

一方、素は少し天然なところもあり、チャーミングなかたです。

現在、NHKラジオ第1放送の番組『ごごラジ!』で火曜日のパーソナリティーを務められています。

ごごラジ!公式サイトはコチラです。

聞ける機会のあるかたは、是非一度ラジオで杜さんの美声に浸ってみてくださいね!

宝塚時代のお話もちょくちょくして下さるので私もよく録音して聞いています。

杜さんの公式サイトはこちらです。
『杜けあきオフィシャル ウェブサイト』

それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました!

男役時代の魅力を語る!『杜けあき』編

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ABOUTこの記事をかいた人

ひたすら90年代の宝塚歌劇を愛する。文章を書くのが好きな20代。身体は女性、性自認は中性なXジェンダー。恋愛対象は女性です。パニック障害とうつ病を克服中。